時雨読書記第一回 海の文化史 寺田一彦

どうも時雨です 最近はだいぶ暖かくなってきましたね^^; 体感温度は夏といっても過言ではない日もありますなw

今回なんですけどもー

前言ってた風に適当に読書記まがいの物を書いていきまーすw

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海の文化史

こちらの本ですねー(背景は気にするな)

初版第1刷が発行されたのが昭和54年(1979年)の3月25日ということで相当古い本ですね!図書館で借りました

大体57ページくらい(2章の途中くらい)まで読んだんすけど,かなり世界史の内容が濃かったですね

世界史に疎い僕には結構きつかったですw 

序章の母なる海は所謂地球ができてからの海,すなわち約44億年前からの海の話ですね この序章は個人的にかなりお気に入りで,有史時代までの海と植物や動物との関係のお話の後に,海と人間との関係のお話があるんですけど,ここが面白いですねなんとなく まあ序章なんで内容はさっぱりとしてるんですけどw 5ページの最後に

「海,それは人類が身近かにながめてはいたが,そこには入ってはいけなかった分野であった。」

ってあるんですけど(「身近か」ってなってて単に誤植なのか癖なのか気になる),6ページには

「そのうちに船を作り海へ乗り出しては,ちがう土地をみつけた。」

「こうして海に出ることは,彼らの優越感をいやが上にも高ぶらせた。」

「しかし,まだ依然として海の中で,普通の状態で生活することができるようにはなっていなかった」

「これだ,と思ったのがモナコのクストーである。彼が,この理屈を利用して海面下で人間が生活しうる大型の室を作って,何日も生活したのは,つい最近のことがらである。」とあってめっちゃスピード感あるんすよね それでいてしっかり文語で硬派な印象を与えるからよき 

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ジャック=イブ・クストー

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アクアラング(クストー開発の世界初の自給式水中呼吸装置)

そして7ページには,

「人間の英知は,いまや宇宙にまでのびてきた。しかし,われわれの脚下には,広く深い海,われわれがうまれてきた母なる海がある。この海を開くために,いままで,たくわえられてきた知識と技術とを活用する。このことが,さしずめ二〇世紀の残されたあと二〇年間の大きな仕事となろう。」と序章を締めるんですけど,このひらがなの「われわれ」,昔の学術書に多いイメージなんすけど,なんか好きなんよねw なんか「エラそう」の究極系みたいでw

一章の古代の海はエジプトとかの古代都市と海の繋がりみたいな話なんだけど,世界史が疎い自分には理解しにくい部分が多くて苦労しました^^;

二章の古代から中世にかけての海は途中までしか読んでないけど,十字軍の話が興味深かった 十字軍の遠征が1096~1291まで続いてたの,控えめに言ってえぐすぎですねw 調べたら,300万人くらい死者数いるのか...日本にいると宗教とか無縁になりがちですが,世界的に見たら生活に組み込まれたり争いの火種になったりかなり重要な成分となっているのは明白ですね(ただ日本が無宗教な国とは到底思えない 初詣行くじゃん)

西方秋霜玉魔法少女十字軍は神曲だから聴け(急にどうした)

以上です!また今度

 

参考までに

https://www.youtube.com/watch?v=demUHmy-uD0

魔法少女十字軍(SC-88 Pro音源)

https://logmi.jp/business/articles/178497

↑クストーの功績等

https://www.jice.or.jp/tech/columns/detail/61

↑戦争による死者数