時雨の東方聖地巡礼記Part1~熱田神宮

1.導入

久しぶりです,時雨です

某読書記は長続きしませんでしたが(主に体力と脳のキャパの限界,大学の勉強のため)...

おそらく中学(高校からかな?わかんないけど)の頃からやっている東方聖地巡礼の記録を残しておきたいなと,なんとなく思いまして

写真が残っている奴は写真も載せておきたいです

暇なときに書けたら幸いです したがって不定期投稿

とりあえず,まずはこないだオフ会で行った愛知県名古屋市にある熱田神宮をば

例の人にも書いてくれと言われたしね

 

2.熱田神宮とは?

まず,熱田神宮は先ほど言った通り愛知県名古屋市熱田区神宮にある神社であります

創建は景行天皇43年(113年)

本殿には主祭神である熱田大神が鎮まっています

熱田大神は,三種の神器の1つ・草薙神剣草薙剣天叢雲剣とも)を神体とする天照大神とされています なお,三種の神器とは,日本神話において,天孫降臨の際にアマテラスがニニギに授けた三種類の宝物,すなわち,草薙神剣,八咫鏡八尺瓊勾玉の総称であります

また相殿神として,天照大神素戔嗚尊日本武尊宮簀媛命建稲種命が挙げられます

 

3.いざ熱田神宮

下図は熱田神宮東門です

熱田神宮東門

Twitterに載せた画像なんで,ようわからんスタンプがあることにはご容赦を(隠しているのは我々でない)

我々は灼熱の日光を浴びながら,名も知らぬシャッター店群を通り抜け,足早に東門から入っていきました

シャッター店群

東門に入った瞬間,あたりは涼しさに満ちていました

木陰は木漏れ日とともに

気持ちええ~

涼しくなったところで,宝物館に潜入!

宝物館

入口で,宝物館のパンフレットと草薙館のパンフレットを頂きました!

宝物館のパンフレット

草薙館のパンフレット

このあと草薙館にも行きました

草薙館

どんな展示があったかざっくり言うと,

宝物館には,

蓬莱蒔絵鏡箱

織田信忠判物

木造舞楽面 納曽利

黒漆平胡籙

熱田大山祭の図

などなど多くの展示がありました(重要文化財だらけ) 当然,学のない僕にとって,作品の良さをくみ取るのは困難極まりないものでありましたが,特に

熱田神宮にまつわる神々と偉人たち(その16)

は非常に興味をそそられました 

中心には天照大神とか日本武尊素戔嗚尊がいて,そこから渦を描くかのように所謂歴史上の人物,(例えば聖徳太子歌川広重吉田松陰とか)がずらーーっと流れていて,壮大な絵になっており見ごたえがありました

また草薙館では

長船祐光

長谷部国信

来国俊

国友

宗吉

などの剣を見ました ちなみに長船祐光や長船重光は別の展覧会で見たことがあります

また,「真剣」に触れたり持ち上げたりする体験をしました

真剣無料体験

これは熱田神宮の本殿です

本殿

しつかりとお賽銭入れて祈願していく~ 無事に帰れることを祈願しました

二礼二拍手一礼は基本

当時はなによりも暑かったのでかなり寡黙でありましたが(いつもか^^;),見どころさんが多く,面白かったです

また機会があれば,寄ってみたいですね♪

 

4.東方との関連など

熱田神宮の熱田の地は古来より蓬莱島と呼ばれており,鎌倉時代の書物でも記されてきました 海の間近に建てられた熱田神宮は古来より年魚市潟(あゆちがた)に面し,樹齢千年を越える,老松古杉の生い茂る熱田の社があたかも海に突き出る岬のように見え,巨大な亀の甲羅上にあると喩えられたことから,熱田神宮のことを不老不死の神仙の住む蓬莱島(日本を紹介した書物での唐の時代の中国の伝説からより)に擬せられたからであろうとされています 実際神仙は蓬莱島の他にも東の海の遠くにある蓬莱山や西の果てにある崑崙山に住んでいました 因みに岩手県には人形劇「ひょっこりひょうたん島のモデルとなった蓬莱島があります 蓬莱島の大槌港灯台は見たことある方も多いのではないでしょうか

蓬莱島

蓬莱人形~Dolls in Pseudo Paradiseに「蓬莱伝説」という楽曲があります 日本における蓬莱伝説として,主に3つあげられます 一つ目は和歌山県新宮市にある徐福公園で有名な徐福蓬莱伝説,二つ目は富士山に伝わるかぐや姫の蓬莱伝説,そして最後に熱田蓬莱島の蓬莱伝説です

蓬莱島の蓬莱宮には仙女が住まい、その仙女の一人が楊貴妃であり,熱田神宮にはその楊貴妃にまつわる伝承があります 中国の唐の時代に野心的な玄宗皇帝が日本の侵略をうかがってました そのことをいち早く知った日本の神々が集まり,それに対応するため、話し合った結果、熱田大明神が刺客・工作員として絶世の美女の姿に変身し、玄宗に近づき,その美貌で日本を侵略させないように玄宗をたぶらかしました 最初の作戦は成功していたが正体がばれ,後に殺されました そして楊貴妃に変身していた熱田大明神の魂が熱田に戻ったというものです 

蓬莱人形プレス版のカバーには,曲になぞらえて「不死の薬は、あの始皇帝の使いですら見つけることが出来なかったというのに…かぐやは何を考えているのか?…蓬莱の玉の枝など見つかるものか。」という一文があり,主に富士山に伝わるかぐや姫の蓬莱伝説の方の記述がなされています(初版では,「最も好奇心の高い僕は、先を急ぎ森の奥を目指した。奥で謎のピエロに呼び止められ、なにやら嬉しそうに蓬莱の玉の枝を手渡されたんだ。受け取ろうとしたら一瞬で首と体が離れたようだ。僕は動くことも出来なくなって、二度と仲間に会うことが出来なかった。残りの正直者は七人になった。」と書かれておりこちらも部分的にかぐや姫の伝説に関係しています) なお熱田蓬莱島の蓬莱伝説は関与してませんが()

また,東方永夜抄3面ステージボス上白沢慧音国符「三種の神器というスペルカードを用います 厳密には,難易度ごとに違い,国符「三種の神器 」(Easy)・国符「三種の神器 」(Normal)・国符「三種の神器 」(Hard)・国体「三種の神器 」(Lunatic)となっています ここの三種の神器も,先述した,草薙,八尺瓊勾,八咫のことでしょう 「郷」は一説にはニニギが降り立った高千穂のことだとされています

国符「三種の神器 郷」

さらに,東方香霖堂では草薙剣霧雨魔理沙の所有物として登場します 魔理沙霖之助にミニ八卦炉の修理を頼み,霖之助魔理沙には外界から流れつく金属を拾い蒐集する癖があることを知っていたので,蒐集している鉄くずと交換するという条件を提示しました なお魔理沙はかなり前から偶然草薙剣を所持していたそうです 霖之助はその能力によってこの剣の名称と用途を理解しており,本来はその名称も「 草薙の剣 」ですが,霖之助の複数の判断からその名称含めこの剣の正体を明かさず,本質を明らかにしないための一つの方策として「 霧雨の剣 」と銘したのです なお魔理沙はこの剣の本質を知らず,延いてはその価値も知らない様子であります

この剣は、霖之助曰く「 外の世界を変えてしまうほどの品 」さらに元の所有者であった魔理沙と関連して「 魔理沙は気が付かないうちに大変な物を手に入れていたのだ 」とも独白しています なお材質には希少金属ヒヒイロカネ」が用いられています

 

5.参考出典等

天孫降臨三種の神器,高千穂郷の話

https://www.furusato-pr.jp/tourism/miyazaki/tensonkorin.html

熱田神宮公式サイト

https://www.aichi-now.jp/spots/detail/10/

・東方聖地wiki 熱田神宮

https://w.atwiki.jp/th_seiti/pages/106.html

ピクシブ百科事典 霧雨の剣について

https://dic.pixiv.net/a/%E9%9C%A7%E9%9B%A8%E3%81%AE%E5%89%A3

ピクシブ百科事典 国符「三種の神器」について

https://dic.pixiv.net/a/%E5%9B%BD%E7%AC%A6%E3%80%8C%E4%B8%89%E7%A8%AE%E3%81%AE%E7%A5%9E%E5%99%A8%E3%80%8D

大槌町蓬莱島について

https://www.travel.co.jp/guide/article/23707/